算数の教え方+受験アドバイス

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6年生 春の注意点

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最小限の講座数からスタートする

6年生になると、志望校別特訓や算数、理科などのオプション講座が増えます。「◯◯中学を目指すなら、□□講座を受講して下さい」と、塾の先生は必ず複数の講座、時には全ての講座を薦めてくるでしょう。(これを「取れ取れ詐欺」と呼ぶそうです)。しかし、これらの講座を全て受講すると、大変なことになります。

塾に通う多くの生徒は、5年生のときでさえ宿題をこなすのがいっぱいいっぱいであったはずです。6年生になると、平常授業でさえレベルが上がり、宿題の量も増えます。それに加えてオプション講座を取るとなると、始める前からパンクするのは目に見えています。

たくさんの宿題をこなすために1問1問にかける時間は極端に少なくなり、解き方がすぐに出てこない問題はすぐにあきらめ、最終的に頭をほとんど使わない勉強におちいり、1ヶ月、2ヶ月後には成績が一気に下がります。また、女の子や体の弱い子どもは、6年生がはじまると1ヶ月もたたないうちに体を壊したりします。

ですから、6年生は最小限の平常授業だけでスタートし、2ヶ月、3ヶ月後に余裕があればオプション講座を1つ取るのがおすすめです。

また、夏までの志望校別特訓は、無理して受講する必要はありません。ほとんどの塾において、夏までの志望校別特訓の内容は、平常授業の復習に過ぎなません。

睡眠時間は絶対に7時間半は確保する

睡眠時間の確保は最も大切な親の役目です。塾においても自宅学習においても、いつもスッキリ頭で学習できるよう、子どもの睡眠をしっかり管理して下さい。私の生徒の場合はだいたい、8時間以上は寝るようにしてもらっています。現時点で睡眠時間を7時間半確保できないような生活を送っている生徒は、今後の成績アップはありません。

もちろん、子どもに必要な睡眠時間は、子どもによって千差万別であり、また、学校や塾の時間割によっても変わります。例えば水曜日は体育の時間が2時間あるから水曜日の夜は早めに寝る、などです。

(私のホームページも含め)いろいろな本や情報源に「睡眠時間は〜時間」と書かれてあっても、それをそのまま自分に子どもに当てはめるようなことは決してしてはいけません。我が子に最適な睡眠時間は、親の頭の中でも本の中でもなく、子どもそのものの中にあります。そしてそれを見つけられるのは、毎日一緒に暮らす親しかいません。

自分の子どもに合った最適な睡眠時間を日々の生活から割り出し、それを守るようにして下さい。塾に合わせて子どもの睡眠時間を削るような、本末転倒なことだけは、決してしないようにして下さい。塾のために子どもの睡眠時間が取れないなら、塾を早退するなどして、塾の時間を削るのです。

その日の疲れを明日に残さないようにたっぷり睡眠を取り、次の日はやる気と元気が充実した状態で朝を迎え、そしていつも脳が新鮮な状態で勉強する。これを1年365日可能にすれば、必ず成績は上がります。

志望校はひとまず横において

6年生になったから、そろそろ親も勉強に介入したほうがいいのでは、とお考えの方も多いと思います。

現在の子ども成績や子どもの希望、親の希望から考えて、皆さん「◯◯中学へ合格させたい」という漠然とした思いがあるでしょう。そして皆さんはいろいろな情報を集め、「◯◯中学へ合格させるためには、◯◯中学の志望校別特訓は受講しないといけない。宿題はC問題まで終わらせないといけない。そのためには塾だけでなく家庭教師も必要かもしれない。復習テストは9割取らないといけない。せめて□□問題集は家で終わらせないといけない。・・・」と、◯◯中学の偏差値から逆算して、漠然と1年の計画を思い浮かべるはずです。一つの大きな目標を設定し、それを細分化した小目標を設定し、それを一つ一つクリアしていくのが、大人の、特にビジネスマンに当然の考え方だからです。

しかし、実際に計画を実行すればすぐに分かると思いますが、こういった計画は何一つ上手く進みません。とくに、一人目のお子様の場合はなおさらです。親が立てた計画が順調に進むのは、親の能力をはるかに超えた優れた子どもに恵まれた場合に限ります。このことは、一人目の受験を経験したお父さん・お母さんは皆知っていることです。

どんな中学を目指すにしても、親にできることは限られています。何度も言うように、睡眠時間を確保すること、復習テストを目標にしないこと、宿題を全部しないこと、たっぷり時間を与え、1問1問じっくり考えさせること、本をたくさん読ませること、あとは温かく時には厳しく子どもを見守り応援することです。

どの中学を目指すにしても近道はなく、目の前の1歩1歩を確実に登っていくしか方法はありません。逆に言えば、志望校のことはひとまず横において、脇目も振らずに目の前の1歩1歩を確実に登っていくのが、最も効率的な方法なのです。

中学受験は、金具を打ち込みながら高い岸壁を上るようなものです。どんなに目標が高くても、自分の手の届く範囲で、できるだけ強固な岩に確実に金具を打ち込んで進むしかありません。近道をしようと無理をしたり、手元の金具の打ち込みをおろそかにしたりしては、一からやり直すはめになるか、命取りになるのです。

現在B判定の学校をA判定にすることに全力を注ぐ

「そんなアドバイスは当たり前すぎて、かえって何をすればいいか分からない」という方もいらっしゃるでしょう。そういう方はまず、現時点でB判定の学校を、A判定にすることに全力を注いで下さい。この1歩をクリア出来ないようでは、おそらく現在C判定、D判定であるであろう第1志望校に子どもを合格させることは出来ません。

そして実際に始めれば、これは大変難しいことが分かるはずです。現在B判定の学校をA判定で安定させるには、どんなに早くても、実現に3ヶ月から半年はかかります。しかしこの第1関門を突破すれば、あとの道のりはだいぶ楽になります。欲を出さず、その勉強のペースを守り続けさえすれば、成績はさらに上がっていきます。

逆に、現在C判定、D判定である志望校に固執すると、子どもにレベル合わない授業や問題を大量に与えることになり、子どもは消化不良を起こし、成績はみるみる下がり、最終的に、現在B判定の学校はもちろん、A判定の学校にも合格できなくなります。

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