6年生 入試直前の注意点
突然悪い成績を取っても動じない

子どもが突然悪い成績をとってきても、動じてはいけません。「油断するな、気をひきしめなさい」という神様からの忠告です。このような忠告を受け取ったことに感謝して、真面目に、時間をかけてテスト直しをしましょう。
この時期にばたばたしても仕方ありません。志望校も変える必要もありません。神様が合格のために授けてくれた最後の試練だとありがたく受け止め、どんと構え、最後まで前向きに子どもを応援して下さい。子どもの人生にとって最も大切なことは、志望校に合格するかどうかではなく、最後まで諦めずに頑張ったかどうかです。
学校を全休することについて

入試前に学校をすべて休むのはおすすめしません。この時期に家と塾にこもって勉強だけ、という生徒は、脳のパフォーマンスが極端に下がり、普段の勉強も計算ミスだらけ、過去問を解いたら20点、30点ということになりがちです。
特別な事情がない限り、ほとんどの子どもには新鮮な空気と適度な運動が必要です。精神年齢が高い子どもは、学校を休んでもパフォーマンスが落ちることを直感的に理解していますから、自分から学校に通うことを選択します。親に逆らえない子ども、親の空気を読んでしまう子どもだけが、狭くて息苦しい家畜小屋のような生活を強いられます。
入試数日前

おそらくほとんどの子どもが、今持っている力以上の力を発揮しなければ、第1志望校は難しいでしょう。本番で実力の150%、200%が出せるように、入試数日前の勉強は勉強時間をセーブして、適度に運動するなり、読書するなり、自然に触れたり動物と触れ合ったりして、気力、意志、意欲の充実を心がけて下さい。ゲームはもちろん厳禁です。今までの努力がすべて無駄になるでしょう。
また、入試前日や当日朝は、何があっても子ども喧嘩しないこと。親同士でも絶対に喧嘩しないこと。当日朝に何が起こっても対応できるように、余裕に余裕を持って当日の計画を立てるようにして下さい。
入試当日の子どもへのアドバイス

何も心配いりません。いつも通り入試にのぞみなさい。大丈夫です。入試当日は、今君が持っている以上の力が発揮されます。必ず合格できます。君が解けない問題はみんな解けません。何も心配いりません。いつも通り、テストに君の全力をぶつけてきなさい。必ず合格できます。